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【りんご(林檎)を食べると医者いらず?】百果ノ王様|甘酸っぱく、身体を養う

美容薬剤師 佑:Task

美をインスパイアする美容薬剤師|(一社)美容薬剤師協会 所属|認定ONP11期|『美のあり方(美しく生きる)』をテーマに発信|【目指せ、『ノーファンデ 輝く素肌』】30代からのおうち美容アイテム:Dr.Pharmacyを販売中!

果実(果物・木の実)は五臓六腑の働きを助けます。加熱調理する野菜に比べ、果実は生のままでも気軽に食べられ、ビタミン類を補給でき、体の調子を整えることができます。また、水分を豊富に含んでいるので、体を潤す効果も高いのも特徴です。


りんご(林檎)は、中国のことわざで「1日1個のりんごは医者を遠ざける(“An apple a day keeps the doctor away!”)」といわれるほど、高い健康効果が期待される果物です。

胃腸の働きを良くして、消化を促進し、腸活にも良し!

また、咳や痰、のどの渇き、下痢などにも良く、風邪などで消耗したり、疲労が溜まった体を癒やします。

さらには薬膳的な効能として、心の働きを助けるとされ、その甘酸っぱい味は不安や焦りを和らげます。

果皮・果肉にはポリフェノール食物繊維が豊富に含まれることから、美容・ダイエット目的にも◎

りんごは、あなたの“健康美”にとても良いです!

そこで、【美食】をテーマに『りんご(林檎)』の美と健康のメリットついて、わかりやすく解説します。

食材データ

原産地と別名

【分類】バラ科

【学名】Malus pumila、Malus domestica

【英語名】Apple

【中国名】苹果(ピングオ)

【原産地】中央アジア

ルーツ

原産地は中央アジアです。

四千年前、ヨーロッパに伝わり、世界には7,500種類以上の品種があります。

日本では江戸時代に中国経由で伝わりました。

現在のりんごは、明治5年頃に西洋種が入り、改良して栽培されたものです。

薬膳・漢方

【体質】氣虚陰虚

【五性】(*とされる書物もある)

【五味】

【帰経】五臓六腑(すべてに働くとされる。*諸説あり)

【東洋医学的効能】生津潤肺、清熱除煩、開胃醒酒

【旬】10〜12月

【選び方】ヘタの切り口が新しく、皮にツヤがあり、色が全体的に均一なもの。

【保存方法】熟しきっていない場合は常温。熟したものは冷蔵庫の野菜室(ポリ袋に入れて)。温度:0〜5℃、湿度:85%で、4〜5ヶ月は保存できる。

【主な栄養素】クエン酸、ペクチン、エピカテキン、ケルセチン、鉄

五性・五味・旬についてはコチラ!
薬膳・漢方とは?

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りんごは甘酸っぱく、潤いの性質を持つため、陰虚の人には特におすすめです。

津液(水)の分泌を促して、全身を巡り、体を潤します。

また、不要な水分を排泄して、水分バランスを調整します。

りんごの酸味には、クエン酸やリンゴ酸、酒石酸が含まれており、疲労回復にも良く、免疫力を高める働きも期待されます。

食欲を促す効果もあるため、心と体がお疲れの人や二日酔いの人、食欲があんまりない人にも良い食材です。

4つのメリット【美と健康】

2010年に全ゲノム分析が解読されたことをキッカケに、りんごがなぜ私たちの健康に役立つのか。

また、りんごに含まれる成分がどのように働いているのかの研究が進み、科学的にも身体に良い作用があるという多数報告・示唆されています参考文献

ここでは、美と健康の観点から4つのメリットについて、わかりやすくまとめてみました。

4つのメリット

  • ダイエット◎腸活に良い!
  • 脳と心臓に良い!
  • 血糖値をコントロール
  • 肌と髪のケアに役立つ

ダイエット◎腸活に良い!

りんごは胃腸の働きを良くするため、腸活にとても良く、ダイエット◎です。

りんごには水溶性食物繊維が豊富に含まれ、大きなりんご1個で、1日の推奨摂取量の20%近くの食物繊維が摂れます。

食物繊維は消化のプロセスを高めるのに役立ち、定期的に摂取することで、便通の改善、下痢や過敏性腸症候群(IBS)、その他、胃腸障害の予防にも良いです。

また、胃酸や消化酵素の分泌を促して、栄養素の吸収をサポートします。

りんご(*特に「皮」に多く含まれる)に含まれる食物繊維:ペクチンは、プレバイオティクスのような働きをして、整腸作用を発揮・腸内環境を改善します。

腸内に生息する善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌など)の餌になり、消化管内の代謝及び善玉菌の働きを促進。

有害な悪玉菌(クロストリジウム属など)の抑制や老廃物、毒素を取り込んで、体内へと排出します参考文献

さらに、りんごに含まれるポリフェノールも、腸内で短鎖脂肪酸の量を増やし、腸内環境を改善。

腸内細菌はポリフェノールを代謝することで、ポリフェノールの働きを高めてくれます参考文献

脂肪細胞の成長を妨げたり、脂肪の分解も促進する作用があるため、体重減少(ダイエット)も期待できます参考文献

食物繊維・ポリフェノールを毎日摂取することで、糖尿病や高脂血症(脂質異常症)、動脈硬化の予防にも繋がります参考文献

身体に良いことだらけですが、現代社会における私たちの食生活では食物繊維は不足しがちです

「1日20g」を目安に(*ダイエット目的ならもっと多め)を積極的に食物繊維を摂っていきたいところです。

注意ポイント

ペクチンはりんごの「皮」に多く含まれるため、農薬が気になる人は注意が必要です。安心して、皮ごと食べるのであれば、「無農薬」のものを選ぶ。また、「ホタテの貝殻」や「水溶性のケイ素」、「重曹」を使って除去することをおすすめします。

脳と心臓に良い!

りんごはポリフェノール(エピカテキン、ケルセチンなど)を含むため、抗酸化作用抗炎症作用老化防止効果が期待され、脳と心臓に良いです。

特に「皮」に多く含まれるエピカテキンは、お茶のカテキンよりも強力な抗酸化作用があり、熱にも強く、りんごをどのように調理しても効能が発揮されます。

脂肪の酸化による過酸化脂質(フリーラジカル)の発生を抑制して、酸化ストレスから保護参考文献

血管の炎症を抑えて、血圧を下げるように働きます参考文献

酸化ストレスはアルツハイマー病などの神経変性疾患と関連しているため、できる限り予防したいところです。

研究では、定期的にりんごを摂取することで、脳卒中のリスク軽減にもつながることがわかっています参考文献

また、りんごは脳内のアセチルコリンの量を増やして、集中力、問題解決力、記憶力の向上につながるとされます。

さらに、りんごに含まれる食物繊維とポリフェノールは、体内の悪玉コレステロールの値を下げる効果も高く、血行を改善参考文献

動脈硬化の進行を抑制し、脳や心臓の健康を保ちます。

皮を剥くと、なぜ茶色くなる?

りんごは皮を向いて放置すると茶色に変化します。これはりんごに含まれる鉄分やポリフェノールが酸化したものです。塩水につけたり、レモン水につけると変色しません。

血糖値のコントロール

りんごに含まれるポリフェノールは、血糖値のコントロールに貢献し、糖尿病のリスク軽減につながります。

消化管からのブドウ糖の吸収を抑え、血糖値を維持するために必要な膵臓からのインスリンの分泌を促します。

また、ポリフェノールはインスリン受容体に作用して、血液中にある糖の細胞への吸収を促進します。

水溶性食物繊維のペクチンによる効果も合わさることで、適正な血糖値を維持するために働きかけます。

りんごは、生活習慣病(高血圧症、高脂血症、糖尿病)の改善及び予防に役立ちます参考文献

肌と髪のケアに役立つ

りんごは豊富な食物繊維により「腸活に良い」と上述しましたが、さらに肌と髪のケアに役立つという報告・研究もあります参考文献

りんごに含まれる強力な抗酸化物質:ポリフェノールは、シミやシワ、たるみなど、加齢に伴う老化に関係するフリーラジカル(*酸化ストレス)の影響・ダメージを軽減します。

また、抗炎症作用も働き、血行を良くするため、肌の状態を整え、若々しく引き締めます。

髪にも栄養が行き渡るため、髪質のケアにも良いです。

エイジングケアの食材としても、1日1個のりんごはおすすめです。

【まとめ】百果ノ王様|りんご【林檎】

りんご(林檎)は“百果ノ王様”とも賛美され、美と健康にとても良いです。

ジャムやゼリー、すりりんご、焼きりんご、まるごとりんご(笑)など。

私たちにとって子どもの時からも馴染み深い食材でもあります。

色・味・香りもよく、バランスの取れた果物。

特に旬の季節である10〜12月(秋から冬にかけて)は、りんご本来の美味しさが発揮される時期です。

秋はこれからやってくる冬に向けて氣を補い、体を潤す季節でもあります。

1日1個のりんごで医者いらず

美と健康のために、りんごを食べませんか?

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