将来に希望を持てないという人がいます。
たとえ、今が良くても、未来に明るさを見出せない。
こうなると、不安を感じやすくなります。
それでは、未来を明るく照らす「希望」を持って生きるにはどうしたら良いのでしょうか?
今回は【心のあり方がシンプルになるヒント】として『喜色動乾坤(きしょくけんこんをうごかす)』についてお話いたします。
“ほっ”とひと息とコーヒーブレイクでもしながら、本文をご覧ください。
喜色動乾坤
『喜色動乾坤(きしょくけんこんをうごかす)』とは、お釈迦さまの教えをもとに、弟子(禅僧)によって生まれた言葉である「禅語」の一つです。
「喜びに満ち溢れた人は、天地を動かすほどの力を持っている」という意味です。
“ニコニコ”と笑顔でいる人のところには、人が集まってきます。
多くの人に囲まれることで、温かな交流が生まれ、「希望」が自然と育まれてきます。
「希望」とは、私たちに人生を共に歩んでいく“力”を与えてくれるものです。
人間関係から希望は生まれる
「希望」は人と人との関係から芽生えるものです。
私たちは“たった一人”で人生を歩むのは困難です。
お互いに支え合いながら生きています。
「自分は孤独だ!」と思うこともあるかもしれません。
ただ、「孤独」と「孤独感」は違います。
「孤独」とは、例えば、離れ小島で自分一人しかいなくて、頼れる人・物・事がない状況です。
「孤独感」は今に感じていること、“感覚”でもあるため、自分自身でも解消できるものです。
あなたはどっち?
あなたは次の2人のうち、どちらと共にいたいですか?
Aさん:ニコニコしていて、心穏やかな人
Bさん:ブスーっとしていて、愛想もない人
人間というのは、不思議なもので、同じような人を引き寄せ合います。
逆に、AさんとBさんのような人が、いっしょにいると居心地も悪くなります。
あなたはAさんとBさんのどちらといっしょにいたいですか?
Bさんのような人、イライラしていたり、暗い表情をしている人は、とても近寄り難いかと思います。
人間は孤立すると、マイナス・ネガティブな思考に陥りやすくなります。
そして、明日への明るさ、希望を見失ってしまいます。
それではどうしたら良いか?
Aさんのように、ニコニコしていて、心穏やかな人でいれば良いのです。
嬉しそうな顔をしている人のところには、自然と人が集まり、「希望」が生まれます。
人は、明日が明るいものだと信じられるからこそ、前を向いて生きてゆける。
これが「希望」を携帯するということです。
「希望」を携帯するためのコツ
自分が喜びに満ち溢れる人でいるのに、何も難しいことではありません。
「希望」を携帯することは誰でもできます。
私自身も実践していて、おすすめしたいコツを3つほどお話いたします。
どれか1つやってみよう!
- 自分がされて嬉しいことを他人にする
- 今日の出来事で良かったことを思い出して、「お陰さまで良い一日を過ごしました。ありがとうございます。」と唱える
- 無心になる
どれも今からすぐできるコツです。
一つずつ、そのコツをお教えいたします。
おすすめなコツ1
1つめは「自分がされて嬉しいことを他人にすること」です。
あなたは、自分が誰かにされて嬉しかったは何ですか?
嬉しかったこと、幸せを感じたこと、温かい気持ちになったこと...。
それを目の前にいる人にしてあげてください。
例えば、コンビニなどで支払いをして、お釣りを受け取った時、笑顔で「ありがとう」とレジの店員さんにひとこと伝える。
そうすると、自然と気持ちが晴れやかになりませんか?
たったこれだけでも良いのです。
そして、あなたにもまた、同じようなことが訪れます。
「因果応報」という言葉がありますが、全くそのとおりで、自分がしたことは自分に返ってきます。
ぜひ、心がけてやってみてください。
おすすめなコツ2
2つめは、今日の出来事で良かったことを思い出して、「お陰さまで良い一日を過ごしました。ありがとうございます。」と唱えてみてください。
あなたは今日、どんな一日を過ごしましたか?
いろんな人と出会ったり、いろんな感情を抱いたりしたと思います。
その時の良かったことを思い出してみてください。
きっと嬉しくて、穏やかな気落ちになります。
大きな声を出さなくても良いので、静かに目をつむって、唱えてみてください。
特に寝る直前、ベッドで横になってからやるのがおすすめです。
孤独や不安になる感覚は夜に押し寄せてくることが多いです。
(*不安やうつ病の人が夜に眠れないとは、こういうことです。)
心穏やかに眠ることで、明日への希望が見出だせるようになります。
おすすめなコツ3
3つめは「無心になること」です。
以前、これについては別の投稿でお話しています
自分の心と向き合ってみよう
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『無心』になることで、「自分という存在」に出会うことが出ます。
心を“無”にして祈ることで、「自分が何を望んでいるのか」を気づくことができます。
「目をつむり、静かに手を合わせる。」
ただ、それだけで良いのです。
気持ちが安定して、心が整い、あなたにとっての「希望」が次第に見えてきます。
【まとめ】希望を携帯して喜び溢れる
未来を明るく照らす「希望」を持って生きるために。
まずは、あなたが心穏やかでいて、“ニコニコ”と嬉しそうな顔をすることが大切です。
「希望」は人と人との関係、人が集まることから生まれてきます。
あなたのところには自然と人が集まってきます。
「喜びに満ち溢れた人は、天地を動かすほどの力を持っている(『喜色動乾坤(きしょくけんこんをうごかす)』)。
それは、私たちにとても大きな“力”を与えてくれることでしょう。
「希望」を携帯して、喜び溢れる人生を歩んでいきましょう!
そんなあなたを私は応援しています。