そんなことはありませんか?
それ、もしかしたら...
あなたの〔氣〕の巡りが悪くなっているのかもしれません!
この投稿では【氣滞(氣滞うっ血)】について、わかりやすくまとめています。
(*【読めばナルホド!大事なポイントが分かる東洋医学】の[基礎編]第四章:氣を先に読んでおくと、さらに理解が深まります!)
氣とは?
続きを見る
この投稿を読むメリット
- 「かんたんチェック」で、自分が氣滞であるかがわかる!
- 氣滞の予防・対策が立てられる!
- 氣滞の時にどういう食材を選べば良いのかがわかる!
【氣滞】〔氣〕の巡りが悪い|氣滞うっ血
【氣滞】〔氣〕の巡りが悪くなり、滞っている状態
ストレスや心身の疲労により〔氣〕が滞り、身体の各部位で不調・不快感がみられるようになります。
特に〈肝〉への負担が大きく、〔氣〕だけでなく〔血〕・〔津液〕の巡りも悪くなって、気持ちや情緒を調整する働きが低下します。
これを「肝鬱」・「氣鬱」・「肝氣鬱滞」、さらに、より重いケースを『肝氣鬱結』といいます。
五臓六腑(肝・心)とは?
続きを見る
【氣滞】になると、まず精神面での失調がみられます。
すぐイライラして、怒りっぽくなったり、胸や喉がつっかかったような感覚。
不安を感じやすくて憂鬱である、眠れない、注意散漫になるといった傾向が見られます。
また、このタイプは特に自律神経失調症の人に多い傾向があります。
〔氣〕と共に流れる〔血〕も滞って、“うっ血”することから【氣滞うっ血】とも称します。
〔血〕の巡りが悪い“うっ血”状態になると、各臓器へ充分な栄養(栄養素や酸素など)が供給されません。
そのため、各臓器が栄養不足となるため、肌や爪が荒れたり、生理不順、生理痛などの症状が見られるようになります。
「美と健康」のためにも、【氣滞(氣滞うっ血】は対処・改善すべき体質です。
主な症状
過緊張状態による痙攣、腹部の張りや痛み、喉のつまり感、吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢と便秘を繰り返す、憂うつ感、頭痛、イライラ、のぼせ、月経異常
かんたんチェック
- 頭痛が多い
イライラしやすい
感情の起伏が激しい
神経質だ
顔が赤い
体が火照っている感じがする
汗をかきやすい
喉や胸がつかえる
お腹が張りやすく、おならも多い
便秘と下痢を繰り返しやすく、お腹の調子が安定しない
ため息やゲップが多い
呼吸が浅め
満足できる睡眠ではない
寝起きが悪い
生理痛がつらい
生理日の前からつらくなる
肌に艶がない
健康的な爪をしていない
手足の指先が冷たい
寒くなると調子が不安定になる
他のことに気がとられやすく、集中力が低いと自覚がある
酸っぱいものが欲しくなる
お酒を飲むと爽快感がある
【当てはまった数が1〜4個で可能性:小】まだそこまで自覚はないものの、まずはご自身の生活習慣を見直してみましょう!
【当てはまった数が5〜8個で可能性:中】要注意です。このまま放っておくのは危険です。できることから一つずつ、生活習慣を改善していきましょう!
【当てはまった数が9個で可能性:大】ここまでになると、毎日シンドいはず。養生法・食養生をきっちりとやりましょう!
養生法
今この瞬間を“心地よく”過ごしましょう!
【氣滞】は〔氣〕の巡りを良くして、滞りを解消することが先決です。
まずは、ゆっくりと休養をとり、適度にストレスを発散しましょう。
ストレスは〔氣〕・〔血〕がうっ滞したりと、巡りを悪くする原因となります。
そして、このタイプは呼吸が浅い人が多いです。
〔氣(◯天の氣)〕は“呼吸”により酸素を取り入れて作られます。
息をお腹から吸って吐く「腹式呼吸」を意識したり、吐く息が唇が触れている感覚を味わってみましょう。
一日に一度は「無心」になってみると良いです。
続きを見る
呼吸が整うと、身体も安らぎ、ストレスの発散にもつながって良いです。
そして、〔氣(◯天の氣)〕を十分に取り入れられると、〔氣〕の巡りが良くなって、滞りが解消されます。
「アロマテラピー」でラベンダーやミント系のエッセンシャルオイルの香りを楽しみながら、呼吸をするのもおすすめです。
「今この瞬間を心地よく過ごす」ことを意識してみてください。
また、このタイプは情報を詰め込み過ぎていて、自覚がないものの“キャパオーバー”になっている人が多いです。
テレビやネット、SNSなどから距離を置くなど、“断捨離”することも良いです。
世の中や情報に左右されず、まずは自分自身の“心地よさ”を大切にしてください。
時には、環境を変えてみる、「人付き合い」を変えることも一つの手です。
運動不足である人は、運動する習慣にぜひ取り入れましょう。
気持ち良く汗を流すことで、ストレス発散にもなったり、〔氣〕・〔血〕の巡りも良くなります。
食養生
【氣滞】の食養生
- 【五性】温・平・涼
- 【五味】辛・苦
- 【おすすめの食材(薬膳)】
そば、みょうが、胡椒、バジル、しそ、ローズマリー、クレソン、パクチー、大根、玉ねぎ、ニラ、ピーマン、とうもろこし、オクラ、キャベツ、レタス、春菊、もも、みかん、レモン、グレープフルーツ、レバー、しじみ、ひじき、酢、味噌
薬膳における五性・五味とは?
続きを見る
(おすすめ)薬味、ハーブ、スパイスを活用する
薬味、ハーブ、スパイスは〔氣〕の巡りを良くします。
「薬味そば」や「野菜カレー」、「胡椒をふりかけたオニオンスープ」などは良いです。
ただし、イライラしている時は、身体に熱がこもっていることも多いので、刺激が強いものは余計に熱を上げてしまいます。
そのような時は、身体を冷やしたり、涼しくするような食材を選びましょう。
また、このタイプは「しっかり噛まずに飲み込んで食べてしまったり、つい早食いになってしまう人」が多いです。
よく噛んで、食材の良さを味わいながら、食事を楽しみましょう!
【まとめ】“心地よさ”を大切に
【氣滞】
〔氣〕の巡りが悪くなり、滞っている状態
[養生法]
規則正しい生活習慣を第一に「早めに寝ること」を心がけましょう!
[食養生]
(おすすめ)薬味、ハーブ、スパイスを活用する
〔氣〕の巡りを良くするために、ゆっくりと休養をとって、適度にストレスを発散しましょう。
軽めの運動からはじめて汗を流したり、好きなことに夢中に取り組んでみるのも良いです。
ただ...
「ストレスが身体に良くないということは、自分でもわかっている。でも、どうしても溜まってしまう...。」
…という人は多いのではないでしょうか?
本音を言ってしまえば、「ストレスがない人」なんて、この世に一人もいません。
生きていれば、どこかしらでストレスを感じます。
ただ、ストレスを抱え込まないように、上手にコントロールする術を身につけるのも、生きる上での一つの“スキル”です。
そこでおすすめなのが..
「今この瞬間を“心地よく”過ごすこと」
“心地よさ”を感じていると、気持ちが安らぎ、十分な呼吸とともに、身体の『氣』の巡りも良くなってきます。
「ストレス」というものは本当に良くないもので、自分の健康を害するだけでなく、それが周りにも伝わってしまいます。
〔氣〕は滞ると“悪いエネルギー(イライラなどのストレス)”が漏れ出し、発散したりもして、周囲にも悪い影響を及ぼしたりします。
せっかく、あなたがとても素敵で美しい人だったとしても...
〔氣〕が身体を巡らず、ストレスを抱えていては、その美しさも淡くなり、魅力も薄れてしまいます。
あなたにとっての“心地よさ”を大切にしましょう!
そうすれば、あなたにきっと良い出会いやご縁が巡ってきて、人生が豊かになります。
読めばナルホド!大事なポイントが分かる東洋医学
続きを見る