常日頃、私たちがいる環境は目まぐるしく移り変わっています。
一日として、同じ日はなく、時間にも追われ、落ち着かなかったり、慌ただしさを感じられます。
あなたには“心を空っぽにする時間”はありますか?
今回は【心のあり方がシンプルになるヒント】として『無心(むしん)』についてお話いたします。
“ほっ”とひと息とコーヒーブレイクでもしながら、本文をご覧ください。
無心になる
「無心になる」と言うと、どんなイメージがありますか?
きっとあなたはどこかで「無心」になったことがあると思います。
神社へ参拝した時、お墓参りをした時、仏壇の前に鎮座した時...。
思い出してみてください。
あなたは何をしていますか?
...
そう、目をつむり、静かに手を合わせています。
この時、あなたは「無心」になっていませんか?
裸の自分と向き合う
「無心になる」とは、心を空っぽにして、“裸の自分”と向き合うことです。
心の中にある様々な計らいごと、雑念を取り払い、“あるがままの自分”と対峙します。
その時間を持つことで、「自分という存在」を取り戻すことができます。
無心とは「祈り」
目をつむり、静かに手を合わせるとは、「祈り」でもあります。
「祈る」とは、何かをお願いしたり、何も宗教的な儀式だけに限ることではありません。
自分自身が手を合わせたい場所があれば、いつ・どこでもできるのです。
「目をつむり、静かに手を合わせる。」
ただ、それだけのことです。
無心になる時間をつくる
あなたはいつもがんばっています。
「がんばっている」とは、汗水流して努力するとか、毎日一生懸命働くとか、そういうことだけではなく、「今を生きていること」にです。
だからこそ...
自分の心と向き合う時間が必要です。
がんばっている自分。
たった一人しかいない自分。
ありのままの自分。
ただ、無心になることで、心が整い、見えなかったものが見えてきます。
一日に一度でも良いので、「無心」になる時間を作りませんか?
【無心になる習慣】私が心がけていること
私は毎日必ず、「無心」になる時間を作っています。
毎朝仕事で家を出る前に、仕事を始める時、ご飯を食べ始める前、食べ終わった後...。
「目をつむり、静かに手を合わせる。」
様々な場面で「無心」になれます。
私が心がけているポイントは次の3つ。
3つのポイント
- 「ありがとうございます」と感謝の気持ちを心の中で念じる。
- 手を合わせた指先と手のひらが触れ合う感覚、鼻から息を吸って、吐く息が唇を触れる感覚に意識を集中させる。
- 呼吸を10回したら、「ありがとうございます」と心の中で唱え、お辞儀して終える。
これをやり始めて、もう3年以上経ちますが、心と体が安らぎ、清々しく、潤って、満たされたような感覚になります。
無心になる習慣は、この先も私が生きている限り、やり続けます。
よかったら、あなたもやってみませんか?
とても穏やかな気持ちになれます。
【まとめ】無心で自分という存在に出会う
『無心』になることで、「自分という存在」に出会うことができます。
気持ちも洗われて、心が整うため、とても晴れやかな気分になります。
今を生きる私たちにとって、「無心」になり、自分の心と向き合う時間はとても大切です。
ぜひあなたも、一日に一度で良いので、無心になる時間を作ってみてください。
「目をつむり、静かに手を合わせる。」
ただ、それだけで良いのです。