【美コラム】では、美容薬剤師 佑:Taskが「人生が美しくなるコツやメソッド」を書いています。このコラムをきっかけに、あなたが「笑顔で美しく生きるためのヒント」が得られたら嬉しいです。リラックスして、気持ち楽にお読みください。
>>【美をインスパイアする?!】美容薬剤師 佑:Taskって、どんな人??
『気』って何?
【気】 (氣) キ・ケ − Oxford Languages
1.《名・造》心の動き・状態・働きを総合して捉えたもの。精神。
2.《名・造》見えないとしても身のまわりに漂うと感ぜられるもの。
3.口を出入りする息。呼吸。
4.四季の中の十五日間をまとめた期間。五日間を「候」と言い、その相継ぐ三候が気。
『気』という言葉には、西洋・東洋医学に渡り、様々な解釈があります。
東洋医学では、主に「宇宙から与えられた根源的なエネルギー」とされます。
“目に見えないもの”であり、心と体を動かして、生命活動を維持するエネルギー。
そのため、エネルギー的な要素として、旧字体の『氣』と称しています。
西洋も似たようなところがありますが、異なるところもあります。
それは、“目に見えるもの”から捉えるということです。
人の雰囲気や息(生気)、その場の空気感など。
まずは視覚から目に入ってきて認識し、臭いや香り、耳に入ってくる言葉や音を含め、感覚的な要素で捉えます。
現代でわかりやすく言うと、「空気を読む」というのも、それらに当てはまります。
その時の「気」に合わせるためには、「気に敏感になる」ことが大切です。
「気に敏感になる」とは?
「気に敏感になる」とは、気の違いを識別できることです。
例えば、人はとても器用な生き物で、不調であっても、言葉や表情を変化・適応させる能力があります。
つまり、いくらでも取り繕うことができるのです。
身体が無理な状態であっても、「大丈夫です!」とつい言ってしまったり。
相手に見せないように隠したり、強がったりすることはありませんか?
また、「何かが違う...」と、それを受け取った自分が違和感を感じることはありませんか?
その人の醸し出す“気”は、決して嘘をつけません。
些細な違和感、繊細微妙ですが、「気に敏感になる」とその気の違いを識別できるようになります。
それが、“気づき”でもあります。
気に敏感になるには?
何も難しいことではありません。
例えば、神社に参拝した時のことを思い出してください。
その時々で感じられる空気があり、神社ごとに違うかと思います。
この感覚を大切にして、今の自分で受け止めれば良いのです。
他にも、一輪の花をただ、何も考えずに、じっと眺めてみてください。
「美しいな〜」、「綺麗だな」...と。
感じられる心、あなたの感性の豊かさを大切にしてください。
その違いを認識できるようになった時、あなたの感覚は大きく飛躍します。
それは、より良い人間関係の構築。
そして、人生が美しくなること、美しく生きることにもつながります。
ぜひご自身が感じられる『気』に敏感になってみてください。