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【心身一如】心のもち方が病を遠ざける|心の安定する3つのコツ

心のもち方」は、今を生きる私たちに大きな影響を与えます。

周りが楽しんでいても、自分の心がマイナス(−)であれば、楽しくもないです。

また、どんな逆境であっても、自分の心がプラス(+)であれば、それは力強いパワーとなり、乗り越えていきます。

これは「病」も同じです。

今回は【心のあり方がシンプルになるヒント】として『心身一如(しんしんいちにょ』についてお話いたします。

あなたが美しく幸せに生きるための「心のあり方」を見つけるお手伝いをします!
佑:Task

“ほっ”とひと息とコーヒーブレイクでもしながら、本文をご覧ください。

心身一如

心身一如(しんしんいちにょ』とは、お釈迦さまの教えをもとに、弟子(禅僧)によって生まれた言葉である「禅語」の一つです。

(*同じ読み名で、『身心一如』と称することもあります。)

心と身体は一体のもの」という意味で、「心を整えれば、身体も整い」、「身体も整えば、心も整う」。

私たちの心と身体は別々のように見えて、すべてはつながっているのです。

免疫を変える

心のもち方」が、免疫に深く関係していることが、近年明るみになってきました。

プラス(+)の心とマイナス(−)の心。

それぞれが、私たちの免疫の強さ・弱さに影響します。

プラス(+)の心

ポジティブに物事を捉え、前向きであったり、希望を持つ人の脳は活性化しています。

交感神経と副交感神経のバランスがとれ、神経・内分泌・免疫系の三位一体が整います。

その結果、免疫力は増強されます。

マイナス(−)の心

逆に、ネガティブに物事を捉え、後ろ向きであったり、落胆や失望、不安を持つ人の脳には、強烈な負荷・ストレスがかかります。

脳にダメージが与えられると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。

三位一体も歪んでしまい、免疫力は低下します。

心身相関図

身体の各細胞はネットワークを形成し、相互に情報をやりとりして、恒常性(ホメオスタシス)を保っています。

恒常性を保つには、「神経系」・「内分泌経系」・「免疫系」の3種類の生体調整系の細胞が重要となります。

これらの細胞は、神経系伝達物質や内分泌ホルモン、免疫系のサイトカインや抗体など、それぞれが情報伝達物質を放出して、お互いに影響し合っています。

つまり、どこかでバランスが崩れたり、正常に働かなくなると、生体の調整・維持ができず、恒常性を保てなくなり、免疫力が落ちてしまいます。

それが結果として、「」となって現れるようになるのです。

私たちが健康であるためにも、各細胞系が「三位一体」となって正常に働くことが重要です。

心と身体の研究(西洋医学)

心と身体の関係を巡る医学的な研究は、仏・生理学者:クロード・ベルナール(1813〜1878年)による生体内部の「恒常性」の発見に端を発しています。ベルナールは「内部環境の不動性こそ、自由で独立した生存の条件であり、生命を維持するために必要な機構はすべて内部環境の恒常を維持するためにある」と述べています。そもそも、ベルナールは「唯物論者」です。目に見えない「心」を取り入れた考えは、目に見える事実を重視する西洋医学に大きな影響を与えました。

心の変化と免疫

心の変化は私たちの免疫にどのように影響を与えているのでしょうか?

私たちは日常生活の中で、その都度、「好き」や「嫌い」などの感情を無意識に判断しています。

この心の変化(感情の動き)は、間脳に伝わります。

活性化した間脳は、「POMC(プロオピオメラノコルチン)」というタンパク質(情報伝達物質)を合成し、これが細胞間ネットワークを通じて伝達されて、神経ペプチド(ホルモン)に分解されます。

この神経ペプチドは、まるで感情を持っているかのように情報内容を判断し、その判断によって自分の力を変える性質を持っています。

「好き」、「楽しい」などのプラス(+)の場合、ドーパミンやβ-エンドルフィンなどの“善玉ペプチド”として活性化して、血液やリンパを通して全身に流れます。

「嫌い」、「悲しい」などのマイナス(−)の場合、アドレナリンやコルチゾールなどの“悪玉ペプチド”が活性化します。

これが“ペプチドシャワー”となって、私たちの生体調整系に影響を与えます。

もっとも影響を受けるのが、免疫細胞である『NK(ナチュラルキラー)細胞』です。

NK細胞の働きは、「笑えば上昇、落ち込むと低下」というように、とてもシンプルな反応を見せます。

つまり、心のもち方」は私たちの免疫にも影響を与え、「」ともつながっています。

「病は気から、だから病気である」という言葉はよくできています。

「病」によって、受診する病院や科目は違うかもしれません。

しかし、もとは生命力・免疫力の低下です。

心身一如』。

心が安定すれば、身体の調子は正常となり、「」からも遠ざかっていきます。

心が安定するコツ

「病」から遠ざけるために、心が安定するおすすめなコツを3つほどお話します。

私も実践していて、今日からすぐにでもできるくらい簡単なコツです。

まずはやってみよう!

  • 食べ過ぎない
  • 笑う
  • 歩く

一つずつ、そのコツをお教えいたします。

おすすめなコツ1

1つめは「食べ過ぎない」です。

「病」になるということは、その原因が日常生活に潜んでいます。

特に私たちにとって、「食事」は生きていく上で欠かせません。

ただ、現代は“飽食の時代”とされ、日本ではコンビニやスーパー、レストランなどが、どこにでもあり、お金を出せば、気軽に食べることができます。

ただ、その分、食べ過ぎなことも多くなり、結果として、生活習慣病などが増えてしまいました。

また、食事はエネルギーを得るだけでなく、食べて消化吸収するために、一時的に「使う」という観点もあります。

「食べ過ぎて疲れた」という経験をしたことがあるかと思います。

必要以上に食事をとっていませんか?

まずは日々の食事を見返してみましょう。

食事を良くして、しっかりと栄養が補給されることは、心の安定にもつながります。

よく噛もう!

食べ過ぎないようにするためには、「よく噛むこと」が大事です。よく噛むと、脳が活性化して自律神経も整い、満腹中枢が満たされるため、過食を防げます。また、唾液の分泌も良くなり、消化吸収を助けて、活性酸素除去、腸内細菌が元気になり、結果として免疫力がアップします。ぜひ噛むことを意識して、食材の味を楽しみましょう!

おすすめなコツ2

2つめは「笑う」です。

笑いと治癒力』の著者:ノーマン・カズンズ博士は「笑いは完成のプログラムを活性化し、治癒力を高める」と主張しています。

つまり、笑いは心と体のプログラムを活性化して、私たちを健康へと導くということです。

「笑う」という行為は、神経・内分泌系・免疫系の三位一体を整えます。

実際に、笑うことで『NK細胞』が活性化して、免疫力が高まる研究は多数報告されています。

また、このコツのポイントはあまりストイックにならず、ほどほどに暮らすこと」です。

ストイックな生活を続けると、心と身体も消耗してしまい、「笑う」という余裕がなくなってしまいます。

口角を上げて、“ニッコリ”と笑うことを意識しましょう!

“ブスーっ”としていたら、良い運も引き寄せられませんよ笑

笑う門には福来る」です!

おすすめなコツ3

3つめは「歩く」です。

実は「歩く」という行為には、とてつもないパワーが秘められています。

歩くことで血行の流れが良くなって、基礎体温も上がります。

自律神経も整って、ナチュラルキラー細胞も活性化し、免疫力が上がります。

また、特に太陽の光を浴びながら歩くことで、心身のバランスを整える幸福ホルモン:セロトニンが分泌されます。

セロトニンが不足すると、不安やうつ、睡眠不足、疲労倦怠感やイライラするようになってきます。

心の安定には、とても大切なホルモンです。

実は、セロトニンは腸内細菌が産生し、血液を通して、脳へと作用します。

(*これを『脳腸相関』といいます。)

太陽の光を浴びることで、セロトニンの産生を活性化。

そして、腸内環境を良くして、腸の動きも良くなります。

歩くことはあなたの中から美と幸福へ導きます。

また、このコツのポイントは「良いイメージを頭に描きながら歩くこと」。

嬉しいことや楽しいこと、好きなことを頭に思い浮かべながら歩いてみてください。

自然と笑顔も出てきて、心地よさを感じながら、歩くことができます。

ぜひ、ポジティブに歩いてみてください(ただし、歩き過ぎ注意 笑)。

「歩く」ことで、私たちの生命力・免疫力もアップで、良い事づくし!

しかも、“タダ”ですぐできること!

さぁ、散歩にでも出かけましょう!

【まとめ】心のもち方は自分のあり方でもある

禅語である『心身一如』の話から、心が安定する3つのコツをお話させていただきました。

私たちの心と身体は一つであり、すべてつながっています。

心が安定すれば、「病」も遠ざかっていき、健康で活き活きとした時間を過ごすことができます。

心のもち方」は、すなわち、“あなたのあり方”であり、あなたの人生を変える力も持っています。

美しく規則正しい生活を心がけてみましょう。

あなたが健康でいて、心地よい時間を過ごせますように:)☆♪
佑:Task
  • B!